【相談】自分が何の職業に向いているのか解りません。

働く女性の無料相談・回答

大森篤志からの回答内容

希望する仕事の内定がなかなかもらえないと、得てして「いったいどんな仕事なら私を受け入れてくれるの?」という感情に苦しめられるものです。親に迷惑をかけている後ろめたさも焦りや不安につながっているのでしょう。

そもそも、ばななさんの心のどこかに『やりたい事(やってみたい事)はあるけれど、もしかしたら私に向いていない仕事なのかもしれない』という不安や怖れがあるから、壁に当たる(内定がもらえない)と過剰に反応してしまうのかもしれません。

いずれにしても、ばななさんが自信を失っていることが仕事選びの迷走に拍車をかけてしまっているようです。

可能な限り、ご自身のやりたい事、やってみたい事に挑戦するべきです。

希望の仕事は真剣に探せばゴロゴロ見つかるものですよ。

例えば、カメラが好きだからと言って、何もカメラを取り扱っている家電量販店を探すということでなくてもいいのです。

個人でカメラ教室を開催している講師のアシスタントや、デジタルフォト販売をしているWEBサイトの管理運営スタッフなど、カメラに「ちょっとでも」関わる仕事も含めれば数えきれないほどあります。

もちろん、給与面などの条件はある程度考慮しなければいけませんが、これは決して妥協ではありません。適職に就いて結果を出す事が出来れば、お金も幸せも後から必ずついてくるからです。

いっこうに内定がもらえず生活に支障が出始めたら考え直す…

1年以内に内定をもらえなかったら考え直すなど、自分なりの限界点は決めておいても構いません。期間限定で親に頼ってでも、希望の仕事を目指す価値はあると思います。

内定は5社目でもらえるかもしれませんし、10社目かもしれません。まるで黒ひげ危機一発に剣を刺すように「次が運命の会社(仕事)かも」とワクワクしながら、面接を受け続けてみてはいかがでしょうか。

やりたい事、やってみたい事にチャレンジしていくことでしか、適職や天職と出会うことが出来ません。

なぜなら、やってもみないうちから「本当の向き不向き」を見極めることは出来ないからです。

例えば、初めは「向いていない」と感じていた営業の仕事でも、結果がついてくるようになるとネガティブな気持ちは一変するものです。「営業って素晴らしい!この仕事をずっと続けていきたい!」そんなことを言い出す人も少なくありません。

もちろん、その反対もありますよね。自分が営業に「向いている」と思って始めたら、まったく結果が出ない。そうやって「もう二度と営業職は選ばない」と心変わりする人だっているはずです。

でも、それでいいのではないでしょうか。自分の適職は本来そうやって見つけていくものです。それが初めての仕事で見つかるか、10回目の仕事で見つかるか。その違いでしかありません。

競争率(ハードル)が低いからといって妥協してやりたくない仕事を選ぶのは、全てやり尽くして万事休す状態の時になってから。

そうやって運命的に選ばせられた仕事が結果的に適職・天職になる可能性もゼロではありません。でもそれは、全てやり尽くしたから掴める結果です。

いずれにしても、まずは可能な限り『やりたい事、やってみたい事を目指していく、チャレンジしていく』ことが重要なのではないでしょうか。