脳の使い方で人間関係の悩みが消える?
こんにちは、BPLaboです。
いきなりですが、簡単なテストを始めます!
来月から、あなたの直属の上司が変わることになりました。しかし、あなたを含めて同僚の誰もがその上司とは初対面です。
ランチの時に、あなたは同僚たちと「一体どういう人が来るんだろう。すごく怖い人だったらどうしよう…」という話をしていたところ、一人の同僚がこんな話をし始めました。
「人事部のA子さんと二人で街を歩いているのを見た」とか「商品開発部のB子さんと二人で食事をしているのを見た」とか。
それと、
「つまづいて転んで資料がフロアに散乱した時に一緒に拾い集めてくれた」とか、「お年寄りに寄り添って横断歩道をエスコートしていた」ところを見た人もいるみたい。
さて、同僚が話す4つの噂から、あなたは新しい上司にどんな印象を持ちましたでしょうか?(※読み進める前に少し考えてみて下さい)
このテストの目的は、新しい上司のことをどう思ったのかという単純なものではなく、「いろんな女性と二人きりで過ごしている」という『女性好き』とも受け取れるマイナスイメージと、「紳士的で思いやりがある」という『真面目で誠実』な印象を受けるプラスイメージの、一見すると相反するような情報をどう捉えるかをチェックすることにあります。
あなたの思考は、どっち?
それでは早速チェックしていきましょう!
アンバランス思考
まず、新しい上司に対して「女性に手が早そうだから気をつけよう」とか、「女性にだらしない倫理観のない上司を尊敬することはできない」などというマイナスイメージを持った人は、情報を偏って処理してしまうタイプと言えます。
それぞれの情報を均等に受け取って処理するのではなく、自分にとって『より強く印象に残った情報のみ』を処理し(マイナス情報ほど心に刻まれやすい)、その他の情報を無視してしまう思考傾向があるのです。
そもそも、人間は不完全な生き物です。良い面も悪い面も存在しています。
しかし、情報を偏って処理してしまう人は、そのことを忘れていて本質が見えていません。また、物事を「善か悪か」「是か非か」などと白黒はっきりさせないと気が済まないところがあります。
こうした偏った思考では、相手の印象と実際とにズレが生じるばかりで、要らぬストレスに苦しむことにもなりかねません。
厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、ビジネス上の関係者に限らず、『男(恋人)を見る目もない』と言っても言い過ぎではないと思いますよ。
もっと柔軟に考え、本質を見ることを心がけましょう。誰にでも『良いところも悪いところもある』のです。
バランス思考
一方、新しい上司に対して「誰に対しても誠実な人だから、女性部下の悩みを親身になって聞いてあげていたのかもしれない」とか、「ジェントルマンだから女性にモテるだろうし、おそらく仕事もできる人なのだと思う」などというプラスイメージを持った人は、それぞれの情報を総合的に処理することができるタイプです。
また、マイナス・プラスに関係なく、全ての情報を均等に受け取り、それらの情報が意味するものを総合的に捉えることができるため、思考に柔軟性があります。
そもそも「完璧な人間なんて存在しない」ということを理解していますから、相手が上司だろうが、恋人だろうが、ダメなところも受け入れることができるのです。むしろ、欠点を好意的に転じて受け取ることができたりします。
「いくら何でも」というほど相手を良く見立てて期待し過ぎてしまうのは問題ですが、ある程度バランスのとれた思考を心がければ、ストレスは溜まりにくく、心が柔軟になり、視野も広がるものです。細かいことにこだわり過ぎず、物事や相手の本質を見ることができるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
アンバランス思考だった人は、物事を極端に考えることをやめて、中間点を意識することから始めてみて下さい。例えば、「白黒はっきり」させることにこだわり過ぎず、『グレー』という選択肢も取り入れるイメージと言えばわかりやすいでしょうか。
一方、バランス思考だった人は、周囲にアンバランス思考の人がいないか確認し、いる場合は、なるべくあなたのマイナス面を見せないように注意しましょう。