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遠く離れた親から仕事や生活の心配をされた時
社長から「どうだ!順調か?」と聞かれた時
このように、反射的に「大丈夫」と答えてしまう人は少なくありません。
「ダメです」という言葉を素直に言えないのは、言えば大きな問題になるという『怖れ』、言っても仕方がないという『諦め』等の心理が働いているからです。
我慢して問題にフタをしてしまうような「大丈夫」という言葉は、相手に『ダメな自分を見られたくない、嫌われたくない』という心の壁なのです。
我慢しないで言ってみましょう。
困っていることを素直に打ち明けたら、意外な反応が返ってくることも。「弱音を吐いて良かった」と思えることも少なくありません。
もちろん、あなたが本心から「大丈夫」と言っているのなら何も問題はありません。しかし、自分の力だけでは限界に近いと感じているのに強がってしまう時の「大丈夫」は、相手にも自分にも壁を作ってしまい、思うようなパフォーマンスを発揮出来ない要因になっている事が多いのです。
あなたは、素直に「NO」と言えますか?
男女のコミュニケーションにおいて、一般的に「女性は共感から、男性は否定から入りやすい」と言われています。そのため、男性よりも女性のほうが「NOを言いにくい」傾向があるのかもしれません。(はっきり「NO」を言える女性もいますが)
あなたは、素直に「NO」と言えますか?
「NO」と言うこと。「やりたくない」と言うこと。「ツライ」と言うこと。「苦しい」と言うこと。「助けて」と言うこと。「出来ない」と言うこと。
どうしても本心を言えない人は、きっと『素直な自分を演じることが出来ていない』のでしょう。
たしかに今までずっと「NO」が言えなかった人には抵抗があるかもしれません。だからこそ、演じるのです。あくまでも演技、自分の感情とは切り離すこと、割り切ることがポイントです。
それでも「やっぱりムリ!」という人は、『断り上手、頼り上手な人』を演じてみてはいかがでしょうか。嫌味のないセリフを考えたら、あとは演じるだけです。
「NO」という言葉を抵抗なく使いたいなら、、、
断りたいけど「出来ない」とは言いたくないなら、、、
誰かの助けが必要な時は、、、
おわりに
いかがでしたでしょうか。
『断り上手、頼り上手な人』の台本作りは、主役 兼 演出 兼 監督であるあなたの仕事です。
「素直な自分をどう演じていくか」を考えて行動していくだけでストレスを溜めない体質に変われるはずですよ。