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今回は、「歯科助手の資格って一体どんな資格?女性に人気の安定職業とか言われているけど、私にも出来るのかな…」と思っている女性に向けて、歯科助手の資格『歯科 医療事務管理士』について詳しく解説していきます。
こんにちは、BPLaboです。
記事の後半では、「あなたが医療分野での仕事に向いているのか?」を自己診断できる項目を用意していますのでぜひ最後までチェックしてみて下さいね。
歯科 医療事務管理士(歯科助手)とは?
「歯科 医療事務管理士(歯科助手)」の仕事は、受付事務(受付や会計などの窓口業務)に加え、診療の現場もアシストする仕事です。
まさに、『歯科医療の現場を事務面からサポートする専門家』と言えるでしょう。
歯科医療の現場では「歯科衛生士(国家資格)」が不足しており、歯科助手によってその穴を補っているのが実態であるとも言われています。
必要な器具を歯科医師に渡したり、患者さんの緊張を和らげたりしながら、歯科医師が診断や治療をスムーズに行えるよう援助していく。時には、歯科衛生士のサポートにも回る。文字通り”歯科アシスタント”として欠かせない存在です。
JSMA(技能認定振興協会)が実施している「歯科 医療事務管理士(R)技能認定試験」に合格することで『歯科 医療事務管理士』の称号(2005年に特許庁により商標登録が承認)が付与され、認定合格証が交付されます。
「歯科衛生士」と「歯科助手」の違いは?
歯科衛生士は、歯科衛生士法に基づく国家資格です。
「3年制以上の専門学校」や「短期大学」での養成課程、あるいは「大学」や「大学院」での指定課程を修了し、歯科衛生士国家試験に合格した者が歯科衛生士になることが出来ます。
”法的な基準”を持つ分、歯科医療従事者としての知識や業務スキルなどが保障されているわけです。
一方、法的な基準を持たない歯科助手は医療行為を行うことが出来ません。そのため、医療行為以外の業務(歯科医療事務や診療現場のアシスタント業務など)を担う歯科事務職という立場なのです。
こんな方にもオススメできる資格
- 「暗記は苦手…」という方
歯科助手のメイン業務でもあるレセプト(診療報酬明細書)作成業務は、実際の現場でも資料を見ながら行うもの。そのため、試験もテキストを見ながら正しく解答できれば合格できる仕組みになっています。 - 「仕事に子育てに忙しくて無理かも…」という方
なんと、試験は在宅でもOK!自宅で受ける「在宅試験」か、会場で受ける「会場受験」のいずれかを選ぶことが出来ます。 - 「未経験な分野だから不安…」という方
歯科助手の知識は、未経験でも無理なく身に付けることが可能です。特にユーキャンなどの歯科助手講座では”ゼロから始める方向け”の工夫がたくさんあります。
日本全国どこの歯科現場でも通用するスキル!
歯科助手に求められる技能は全国共通。「歯科 医療事務管理士」のスキルは日本全国どこの歯科医院でも通用します!
結婚や出産、あるいは引越し等で仕事を離れることになっても”再就職がしやすくなる”のは安心ですよね。最近では保険として資格を取得する女性も増えてきているようです。
時間の自由がきくことも多く、ワークライフバランスがとりやすい!
歯科助手としての働き方は意外と”柔軟”なようですよ。フルタイムの働き方だけではなく、午後だけ、週に3日だけなど、実生活との兼ね合いに応じて勤務形態が選びやすいのも魅力です。
また、歯科医院は自宅から徒歩圏内にある場合も多く、近所の歯科医院で働くことが出来れば、よりワークライフバランスがとりやすくなり、無理せず長く安定的に仕事を続けることも可能になります。
歯科診療所は増加傾向、求人も安定しています!
全国の歯科診療所施設数は、「1993年で55,906、2002年で65,014、2015年には68,756」と増加傾向にあります。それに伴って、歯科助手が活躍する場も広がり、安定的な求人も期待できます。
1993年の時点で全国のコンビニエンスストアの数を上回っているのも凄いですよね。
受験資格
受験資格に制限はありません。(初めての方でも安心して受験することが出来ます)
資格試験の内容
- 学科(マークシート択一式/10問)
法規(医療保険制度・公費負担医療制度等についての知識)
保険請求事務(診療報酬点数の算定、診療報酬明細書の作成・医療用語等の知識)
医学一般(臓器・生理機能・傷病等についての知識) - 実技(3問)
診療報酬明細書(レセプト)の点検問題/1問
診療報酬明細書(レセプト)の作成/(外来・入院 各1問)
試験の合格率
- 2016年11月:合格率77.2%
- 2016年9月:合格率82.9%
- 2016年7月:合格率80.8%
- 2016年5月:合格率70.2%
- 2016年3月:合格率76.1%
- 2016年1月:合格率68.9%
合格基準
- 学科
100点満点中「70点以上」 - 実技
「点検・各作成問題ごとに50%以上」かつ「3問の合計で70%以上」
※実技・学科ともに合格基準に達した場合に合格と判定されます。
試験日
年6回(1月、3月、5月、7月、9月、11月の第4土曜日)
試験時間
- 実技試験「3時間」
- 学科試験「1時間」
受験料
7,500円(税込み)
試験実施会場
「ユーキャン」や「ソラスト」などの講座受講者指定会場。受験申請のあった専門学校、各種学校等。
札幌・旭川・仙台・福島・盛岡・東京・横浜・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・新潟・長野・名古屋・三重・静岡・浜松・金沢・大阪・奈良・神戸・京都・福知山・岡山・島根・広島・松山・高知・福岡・宮崎・熊本・沖縄(旭川、盛岡、高知、福知山は3月、7月、11月のみ実施、沖縄は3月、9月のみ実施)
※上記の各種情報は変更になる場合がございます。最新の詳細情報をお知りになりたい方はJSMA(技能認定振興協会)までお問い合わせ下さい。
大変お待たせ致しました!
「あなたが医療分野での仕事に向いているのか」自己診断してみて下さい。
あなたが医療分野での仕事に向いているのか自分で適職診断チェック!
次にお伝えする7つの項目にあなたはいくつ該当しますか?
- いくつかのことを同時進行できる。
- 仕事のテンポは早いと思う。
- 何かを始める時は「堅実的な方法」を選ぶ。
- 人を楽観的に判断しやすい。
- 人をリラックスさせたり場を和ませるのは得意。
- きれい好きだし、整理整頓するのも好き。
- 何かに集中していても、約束の時間は忘れない。
さて、いかがでしたでしょうか。
自分に当てはまる項目が多い人ほど、「医療分野の仕事で力を発揮しやすい。適職!」という傾向がありますよ。