今回は、『臨床心理士』の資格について詳しく解説していきます。
こんにちは、BPLaboです。
本記事は、次のような方たちに特に役立つ内容となっております。
- 臨床心理士の資格取得を本気で目指している人
- 臨床心理士に関する詳しい情報を集めている興味段階の人
- 「自分が『臨床心理士』に向いているのか知りたい!」という人
本記事があなたの『臨床心理士』に対する不安や疑問を解消させる一助になれば幸いです。
記事の後半では、適職診断として「あなたが『臨床心理士』に向いているのか?」を自己診断出来るようになっていますのでぜひ最後までチェックしてみて下さいね。
【資格・検定の概要】
現代は、子供においては「いじめ」や「不登校」などの問題、社会人においては「鬱(うつ)」などの問題、さらに熟年においては「介護疲れ(介護うつ)」や「熟年離婚(不仲・モラハラ・DV)」等、心の不調を引き起こす原因が数多くあります。
価値観やニーズが多様化している現代。人々の抱える問題は複雑で、多岐にわたっています。そんな悩める人々の”良き相談相手”となり、感情整理のサポートをし、解決方法を一緒に見つけ出していくのが、臨床心理士の仕事です。
「臨床心理士」は現在の心理系資格の頂点クラス。(※日本初の心理系国家資格「公認心理師」が誕生しましたが、それでもなお存在感は絶大です!)それゆえに、相応の教育を受けて、医師かそれに相当する能力が必要となる資格でもあります。
一般的に臨床心理士は、総合病院、大学の附属病院等の精神科、リハビリテーションセンター、カウンセリングルームや専門施設、児童相談所や学校など、カウンセリングが必要とされるあらゆる場所で活躍しています。問題を起こした少年たちや犯罪者の心理行動を分析して、警察や少年鑑別所などに協力するようなケースもあります。
病院やカウンセリングルーム等の専門施設に就職すれば、それなりの安定収入が見込めます。個人でカウンセリングルームを開業することも可能ですが、独立して高収入を得ようとする場合は、技術力以上に経営力が必要となるでしょう。
いずれにしても、心の問題に対して日本が欧米と比べて著しく遅れをとっている分、これから増々需要が伸びていく分野と言えそうです。社会的な認知が期待されているところですね。
それでは、資格取得までの流れをチェクしていきましょう!
【資格取得までの流れ】
受験資格*を有する者が、1次試験(筆記)及び2次試験(口述面接)に合格することで取得出来ます。およそ「5年間〜」ほどで取得するケースが一般的です。また、資格取得後は、臨床心理士の恒常的な自己点検や評価システムとして、5年毎の資格更新が義務付けられています。
【*受験資格】
下記のいずれかを満たす者。
- 臨床心理士養成第1種指定大学院を修了した者
- 臨床心理士養成第2種指定大学院を修了後、1年以上の心理臨床経験がある者
- 専門職大学院において臨床心理学またはそれに準ずる心理臨床に関する分野を専攻する専門職学位課程を修了した者
- 外国でa、bと同等以上の教育を受け、日本国内で2年以上の心理臨床経験がある者
- 医師免許取得者で、取得後2年以上の心理臨床経験がある者
【試験内容】
- 1次「筆記」:
a. 100題の設問(多岐選択式)
b. 試験当日に与えられるテーマ1題につき1001〜1200文字で論述 - 2次「口述面接」:
臨床心理士の専門的業務内容に関する話題
【合格率】
65.5%(2017年度)
【試験時期】
- 1次:例年10月
- 2次:例年11月中旬
【受験料】
30,000円(別途で認定料50,000円)各税込
※上記情報は変更になる可能性があります。最新情報は「公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会」までご確認下さい。
こんな女性は、「臨床心理士」に向いている!(適職診断)
次にお伝えする7項目にあなたはいくつ該当しますか?
- 凝り性なところがある。
- 聞き役になることが多い。
- 言いたいことがあってもオブラートに包んで言う方だ。自分の言葉がどう受け取られるか、相手のことを考えてしまう。
- 今よりも「これからどうなるのか、今後の可能性」の方が大切だと思う。
- 相手の「良いところ」を見ようとする方だ。人をよく褒める。
- 「目の前の相手をサポートしようとする」方だ。
- 何事も先延ばしにはしない方だ。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
自分に当てはまる項目が多い人ほど、「臨床心理士として力を発揮しやすい。適職!」という傾向がありますよ。