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ワーキングマザーが増えてきている一方で、悩みや不安・ストレスも増えて多様化しています。
今回は、私が過去にワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)で悩む3人の女性から『実際に相談されたリアルなお悩みに基づく回答内容』を公開します。
- 家事育児にまったく協力してくれない旦那さんへの不満
- 結婚後に仕事を続けるべきか辞めるかべきかという迷い
- 家事と育児を両立できるのかという不安
こんにちは、BPLaboです。
もしも今、あなたがワーキングマザーとして仕事や家事・育児などに悩みやストレスを抱えているならぜひ参考にしてみて下さい。これから結婚するという女性もチェックしてみて下さいね。
ご相談を頂いた3人の方からはその後、「家事育児にあまり協力的でない旦那とでもストレスを溜めずに生活していけそうです!」「結婚後の進路に迷いがなくなりました!」「仕事と家事育児の両立を難しく考えていましたが、もう大丈夫です!」と、お悩み解消のご報告を頂きました。
相談1:「家事育児に無関心の旦那に不満があり、爆発寸前です…」
回答・改善策
せっかく夫婦で話し合ってそれぞれの役割を決めたのに、時間が経つにつれて旦那さんが約束を果たさなくなってしまうことも珍しくありません。
不満を爆発させる前に、まずは旦那さんと改めて話す場を設けて下さい。
ただし、話し合いの場で不満をぶつけ合うのは賢明ではありません。お互いが感情的になることなく現状を共有することが肝心ですよ。
せめて、あなただけでも冷静でいられるように次の人間心理を理解しておきましょう。
時間が経つにつれて怠慢になる男性の心理傾向
例えば、交際前は彼女の気を惹くために『優しさ』を、交際中は自分から離れていかないように『将来性のあるハイスペックな男』をアピールし、結婚後も子供を持つまでは(簡単に離婚できない状況を得るまでは)『自分を実力以上に見せて格好つける』のも男性によく見られる特徴です。
そして、子供を持つと「さすがにもう妻は離れていかないだろう」と安心して『一気に怠慢になる』傾向があります。
時間が経つにつれてワガママになる女性の心理傾向
一方、時間が経つにつれて『ちゃんとありのままの私を見てよ!私の気持ちをわかってよ!もっと愛してよ!』という欲求が膨れ上がるのも女性によく見られる特徴です。
しかし、子供を持つと『旦那のありのままは受け入れられない、旦那の気持ちなんてわかりたくもない』と拒絶する女性は少なくありません。心が一方通行の状態になりやすいのです。
人間は誰もが不完全
旦那さんもお子さんも、そしてあなた自身もまた完璧ではありません。人間は誰もが不完全な生き物です。
だからこそ、家族で末永く幸せに生きていくことを考えたら『相手のダメな部分を許し合うことが必要不可欠』なのではないでしょうか。
家事育児をこなしながらフルタイムで働く女性が多い今、「ご機嫌な気持ちで毎日を過ごす方法を考えて実践する」ということがワーキングマザーの幸福度を決めるのかもしれません。
家計の死活問題にならないようであれば「時短勤務にシフトする(パート勤務も含む)」という選択もあっていいと思います。
また、「信頼できるプロのベビーシッターに家事や育児を代行してもらって仕事に専念する」というのも一つの選択でしょう。
いずれにせよ、バランスの良い総合的な幸せを優先すると、より選択肢が広がるものですよ。
相談2:「もうすぐ結婚するのですが、結婚したら『仕事を辞めるか、続けるか』悩んでいます…」
回答・対処法
結婚後の進路は、働く女性にとって悩ましい問題ですよね。
今は旦那さんだけの稼ぎだけで十分に生活していけるとしても、その状態がずっと続くかどうかは誰にもわかりません。
これまでの常識が通用しない現代社会を生き抜いていくには、『適応力』が必要です。
「家を守り、夫の世話をする」といった因習的な妻の役割を見直し、現代社会に適応する妻の在り方を考えてみると、現代の妻には『家庭への経済的な支援を旦那任せにせず、不慮のリスクに備えて行動できる心構え、適応できる力』こそが自分と家族を守る大切なスキルになってきます。
今は「内助の功」という旧来の妻としての役割に固執する時ではありません。
結婚後も仕事は続けていくほうがいい
適応力を身に付けることを考えたら、やはり『結婚後も仕事は続けていくほうがいい』でしょう。
夫婦共働きになれば、その分「生活に余裕が生まれる」という現実的な理由もありますが、結婚後に妻が仕事を続けるメリットは何も金銭的なものだけではありません。
働くことで得られる最大のメリットは、『自分の人生にハリと潤いを与えてくれること』ではないでしょうか。
「生きる喜び」や「感動」など、人の心を豊かにする刺激は『社会や人と関わりを持つことで得られる』ものです。
そんなの大袈裟だよと思うかもしれませんが、仕事がなくなって一気に老け込んでしまう女性は実際にかなり多いんですよ。
人間はある程度の年齢になると、とかく「自分の人生に疑問を持つ」ようになるもの。「私は何のために生きているのだろう?」と、自分の生きる目的について真剣に考える日が来るのです。
いざその時が来て、自分が『家族(夫や子供)のためだけに生きてきた』ことに気づいてしまったら?
その上、子供が親離れ(自立)したり、夫が亡くなったりしたら、あなたはどうなるのでしょうか?
おそらく、、、『自分の存在意義まで失ってしまう』のではないでしょうか。
仕事を続けたほうがいい本当の理由
自分の人生を振り返った時、思い返せる出来事が多いほうが幸せなものです。
一つ一つの出来事が刺激的である必要はありません。とにかく数が多ければ、それでいいのです。
可能な限り夫をサポートした。子供も思いやりのある優しい子に育てた。家事だって笑顔で効率良くこなした。
その一方、FPの資格を取得して保険相談員として働いていた時もあるし、配送の仕事も経験した。大手スーパーでは管理職に抜擢されたこともあった。
このように多くの仕事を経験し、人生にハリや潤いのある人だけが、ふと自分の人生を振り返った時に「幸せな人生だなあ」と心から実感できるのです。
これから年齢を重ねていくほど、「幸せを実感できる人生づくり」の重要度も増していくはずですよ。
夫婦で共働きの話し合いもしっかりと
あなたが結婚後も働くとなれば、共働きに伴う現実的な問題も出てくるでしょう。しかし、それは乗り越えられない問題では決してありません。
妊娠や出産なども含めた様々なケースで考え、「どこまでは協力し合えて、どこからは難しくなるのか」「お互いの許容範囲はどこか」など、夫婦できちんと話し合って『どんな家庭にするかを起点にして二人が納得のいく共働きの在り方を決める』ことが問題解決への第一歩です。
「現実的に共働きを成り立たせる」というハウツーや時間効率にばかり意識を向けてしまうと、『どんな家庭にするか(どんな家庭にしたいか)』という最も大切な点を顧みなくなることがあります。
軸からブレてしまえば、仕事と家庭のバランスは崩れやすいもの。軸をブラさずに話し合うことが大切ですよ。
相談3:「家事や育児と仕事を両立できるか不安でしょうがないです…」
回答・対処法
あまりキッチリこなそうとしないことが大事ですよ。
「ちゃんと両立させなきゃ」と思うほど、旦那さんが協力的でなかったり、お子さんがグズグズしていたりすると、『私がこんなに頑張っているのに…』という怒りがこみ上げてくるものです。
「仕事をちゃんとしなきゃ」と思うほど、子供が熱を出して会社を休まなければならなくなると『子供のせいで…』と考えるようになり、「育児をちゃんとしなきゃ」と思うほど、仕事に時間を取られて子供との時間を十分につくれないと『仕事のせいで…』と考えるようになるのです。
常にイライラしているようでは、家庭内の雰囲気も悪くなるばかり。これではワークとライフのバランスを保てるはずもありません。
「両立させなきゃ」と思うのは、ワーク(ON)とライフ(OFF)を切り離して考えているからです。心のどこかでは「あっちもこっちも充実させるなんて難しいに決まってる!」と思っているのではないでしょうか。
こう考えてみて下さい
例えば、旦那さんやお子さんに対して常に「ありがとう」という感謝の気持ちを口に出している人は、職場の上司や同僚、取引先の担当者やお客様、友人や親戚に至るまで、誰にでも『恥ずかしがらず素直にありがとうが言える』もの。
一方、普段から「ありがとう」を口に出していない人は、感謝すべき大事な場面であるにも関わらず『まごまごして感謝を伝えるタイミングを逃してしまう』のです。
余談ですが、仕事で大きなミスをした部下に話を聞いてみると『私生活がグチャグチャだった』ということも実際によくありましたよ。
いずれにせよ、『良くも悪くも、ワーク(ON)とライフ(OFF)は相互に影響を及ぼし合う』という事を覚えておいて下さい。この2つはつながっているんです。
幸せなワーキングマザーに心得を学ぶ
私はこれまでにたくさんの働くママからお話を聞かせて頂いておりますが、働きながら毎日を楽しく幸せに過ごしているワーママたちほど、ワーク(ON)とライフ(OFF)を切り離さずに考えています。
心構えができれば、あとは現実問題と向き合うだけ
「家事育児の負担をどう減らすか」を考えたら、最も現実的な解決方法は『家族皆で協力し合う』ことに尽きるのではないでしょうか。
母親が子供を頼ることも正しい方法であれば子供の教育になります。まだ子供だからと侮ってはいけませんよ。
例えば、部屋を片付けてもらう、洗濯物を畳んで衣装ケースにしまってもらう、お風呂やトイレを掃除してもらう等、信頼して任せれば結構しっかりこなしてくれるもの。結果として、お子さんの自立を育てることになるのです。
また、旦那さんには、感謝と尊重を行動で示しながら上手に頼って下さい。くれぐれも、甘えすぎて依存してはいけません。あくまでも『協力し合う、補い合う』ことがルールです。家族皆が納得のいく方法で役割を分担して家庭を切り盛りしていきましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
子育て、家事、そして仕事…
一人で三役をこなすのは容易ではありません。
「ちゃんとやらなきゃ!」と完璧を求めるほど『ちゃんと出来なかった時のストレスは大きい』もの。それぞれをキチキチっとしようとすると返ってうまくいかないものです。
100%完璧にこなそうとするのではなく、もう少しだけ『テキトー、いいかげん』になることが大事なコツ!
70〜80%を目標にして『適当、良い加減』のコツが掴めれば、大きなストレスを抱えることなく幸せなワーキングマザーになっていけますよ。