「働く女性の為のコミュニケーション苦手意識 克服方法」#3

働く女性のコミュニケーション苦手意識克服方法「大森篤志の働く女性リアルインタビュー ラジオ・パーソナリティー高橋あさみさん」

高橋
なるほど。多いかも。
そういう「自分が“コミュ障”だと思ってる人達」は、どんな所に気を付けたらいいと思いますか?今のお仕事のプロ目線から見て。
高橋
んー、『コミュニケーションが苦手』って思い込んでいること自体を止めて欲しいと思います。先入観ですしね。

stop

はいはい。
高橋
人って、自分に暗示というかね、気持ち次第ってところが強いと思うんですよね。例えば、「私はコミュニケーションめちゃくちゃ得意なんです!」って意識的にいつも思うようにしていれば変わってくるというか。
たしかに、そういうものですよね。
高橋
別に苦手であったとしても、『得意なんです!』って言っていけば、気持ち的に変わってくる。
私も同感です!
高橋
あははは。実は、私結構やるんですよ(笑)
めちゃくちゃ自分に言い聞かせるというか、すっごく強く思う様にしてます。
ではもう効果は実証済みですね。

あの、逆にじゃあ、サミィさんみたいには、強くというか、そこまでは『ぶっ飛べない人』は・・・?

高橋
あははは(笑)ぶっ飛べないって(笑)

働く女性のコミュニケーション苦手意識克服方法4

ごめんなさい(笑)

「そんなこと言っても、でも…」ってまた自分自身に言い訳してしまう傾向のある人はコミュニケーション能力を高める為にまず何から取り掛かったら良いと思われますか?

高橋
そうですね、あんまり重たく考えずに、とにかくフラットで居ればいいと思うんです。

フラットに。得意不得意とかは考えず。

たぶんね、そういう方ってご自分のことを複雑にしちゃってると思うんです。

なるほど。複雑に。

『(コミュニケーションなんて)人間が持ってる一種のツールだな』ぐらいの感覚で居ろってことですかね。

高橋
そうそうそう。

生理的なものもあるんでしょうけど、「その人を知りたい」という『関心を持つ』っていうことを念頭に置いて相手とお話をすれば良いかと思います。

なるほどなるほど。
高橋
具体的に言うと、例えば、普通に「おはようございまーす」って挨拶する時にでも、「あ、なんか今日ネクタイすっごい可愛いですね」とか、何か1つ会話に+αを加えるとか。

それをやるだけでも、相手との関係性や職場の雰囲気は全然変わってくる。

Plus

誰でも最初からコミュニケーションが得意な訳でなく、どんな方も意識して努めているんですよね。
高橋
喫茶店とかカフェとかでお水や珈琲を注いでくれる店員さんが、ただ無言で珈琲を入れてるだけじゃなくて「今日、なんかスゴい暑くないですかぁ~」とか言われたら何かすごく気分が良いと思いません?
別に天気の話でもなんでもいいんですけど、何か一言言うとか。
ええ。
そういう天気のこととか些細な何てことないことでいいんですよね。

それだけで、なんか緊張もほぐれるし、「仕事が出来る人だな」「良いお店だな、また来よう」って思いますもんね。

高橋
そうそう。

ちょっとの一言からガラッと世界が変わる。ほんの少しの勇気ですね。

コミュニケーションってものすごく温かいものがあったりだとか、自分をすごい成長させてくれるものだったり、ホント意外な答えが貰えたりすることも有るじゃないですか。

確かに。
高橋
なんかこの人、話してみたら凄い良い人だった、とか、なんかものすごい仲良くなって、それこそ人生の伴侶になっちゃったりとか、もしかしたらあるかも知れないじゃないですか。
そうですよね、必要以上に怖がってはいけませんよね。
高橋
そうなんですよ。可能性はいっぱい広がっているんですよね。その可能性を自分自身で潰しちゃってるのはもう本当に勿体無いなぁって思います。
ほんと広がっていきますよね!
高橋
今更なんですが、私自身、実はコミュニケーションが苦手だったんですよ(笑)

働く女性のコミュニケーション苦手意識克服方法5

わぁー!そうなんですか。
高橋
はい。すごい苦手でした(笑)だから、勿体ない!って心から言えるんですね。経験者だから。
その苦手だった人が、今はラジオパーソナリティと言う職をされている。
高橋
そうなんですよ(笑)
それはもうすごい事ですよね!でも自分で『もうこの夢はダメなものなんだ』とは思ってなかったってことですよね。
高橋
そうですね。もう喋るのも下手だし、苦手だなぁっていう風には自分で感じてたりもしてたんですけど、先ほどお話した様に、重く考えずフラットに考えて、日常の挨拶とか一歩一歩チョットの勇気を出していったらいつの間にか苦手意識を克服出来ました。
高橋
あと、楽しむことですねやっぱり!
一番の根底にありますよね。会話って楽しいものですもんね。

star-

高橋
そうそうそう。本当そうです。
確かに、サミィさんがリスナーさんと楽しい話をされてて、リスナーさんが楽しいかどうかわからない時も自分だけ楽しく笑ってらっしゃる時がありますもんね(冗談)
高橋
あはははっ! 仰る通り(爆笑)
でもそれが聞いていらっしゃるリスナーさんにしてみたら、楽しい時間に繋がるんでしょうね。
高橋
そうですね、そうであってくれたらいいなと思いますね。
今持っていらっしゃる番組が、もう7年ですか。
高橋
はいもう8年目になりますね。
失礼しました、8年ですね。こうしてしっかりと続く訳ですもんね。
高橋
いやー、でもほんとに大森さんの仰る通りで、やってる私たちが楽しくないと、聞いてる人も楽しくないじゃないですか。
確かに。
高橋
だからそこはリスナーさんとのコミュニケーションという意味で言うと、結構意識してるかもしれないですね。

「なんかここ楽しそう!」って思ったら部屋に入ってきてくれる、って言う、そんな番組かもしれないです。

なるほど(笑)
高橋
だからみんなおいで~っていうスタイル。
なるほどね。『楽しいものは続く』ってことですね。
高橋
うん、本当にそう!
ありがとう御座いました!

大森篤志の

ここまで、第3回目のインタビューをお読み頂きありがとう御座います。

今回のインタビュー内容はいかがでしたでしょうか。ご自身のコミュニケーション力を磨くヒントになればとても嬉しいです。

  • 相手に「心を開いてほしい」と思うなら、まず『自分が開く』ことが先。相手を『好きになる』、相手に『関心を持つ』ことから始めて、こちらも『自分の近況』『今の自分の気持ちや考え』を隠さないで自己開示することが大事。

  • 誰でも最初からコミュニケーションが得意な訳でなく、どんな人も意識して努めている。こちらの『好き』『関心』が相手に伝われば、必ず良い関係性が築けるもの。そうなれば、よりラフで気軽なコミュニケーションが取れるようになる。

  • 伝わる会話力を身に付けるコツは、『感謝の気持ち』を持つこと。感謝がないと、感情が伝わらないから。

  • 自分をコミュ障と思っている人は、自分のことを複雑にしている。『(コミュニケーションは)一種のツール』ぐらいの感覚でラフに考えてみるといい。

  • やっぱり一番は『楽しむ』こと!コミュニケーション能力が面白いように向上するのは、そこに『楽しさ』があるから。会話は「楽しいもの」「楽しむもの」ということを忘れてはならない。何よりも、『楽しいものは続く』。

それでは、第3回目もどうぞお楽しみに。