辞めて学校に通いだして、でもやっぱり、お仕事しながらじゃないと食べていけないので。
それで夢に近い場所に行きたいなと思ったんです。お仕事も。マスコミ関係とか。
自分が「こうなりたい!」ってことが凄いハッキリしてるから、やっぱりそういうのに引き寄せられていくのかなあって思うんですけど。
まさか受かるとは思わないし、でも、「応募しなければ分からない」ですからね(笑)
なので、一応まぁ応募してボイス撮りとかして。
そうしたら、「一次通りました」ってご連絡を頂いて「まさかっ!」と思ったんですよ。
それで、今度は一次面接に行って、プロデューサーとお話して。
…1時間半ぐらい喋ってたんですけど、結構長く。
<笑いながら> プロディーサーが「ちょっとじゃぁ、お願いしたいんだけど」って言う話になって。
普通の仕事を辞めてからは半年で夢を叶えたってことになりますよね。
いきなり仕事を辞めて、無一文というか何も食い扶持が無いままいきなりアナウンサー学校に通う選択って、やっぱりそのリスクを考え過ぎてしまって辞めてしまう人達って多いと思うんですよ。
やっぱりあくまでも『仕事』がメインで、学校に行けるかどうかはまぁちょっと仕事をやってから通えるかどうかを考える、って人が多いんじゃないかなと思うんですけど、
で、「それだけじゃダメだから食い扶持探そう」みたいな、
学校決まってたのに仕事決まってなかったんです。
もう、(まっすぐ猪突猛進で)行っちゃうんですよね。(笑)
だから凄いリスクでしたよ、やっぱり。怖かったし。
どうにかなる。本気だとどうにかなるんですよねやっぱり、あはは(笑)
でも多分大森さんもお気付きだと思いますけど、「自分のやりたいことをやっていく」のって、やっぱりそこにリスクは必ず伴うじゃないですか。
ま、ケンカというかもう、ね、ほら、母親はやっぱり。
もう凄い話しましたよ。
「どうして?大学までお金かけて行かせたのに、ちゃんと正社員で会社に入ったのに、何でそんなに簡単に捨てられるの?こんなに平和な安定した生活があるじゃない、何でそれを捨てるの?」って。
「私の努力はどうなるの?」って。
ただ父親は、結構理解してくれましたね。
「自分の人生なんだから、やりたいようにやりなさい。親の人生じゃないんだから」って言ってくれて。
男性は「仕事頑張れ」って感じかもしれませんね。そういう傾向が多いと思います。
やっぱり、母親は得てしてそういうふうに言うもんなんだなーって思うんですけど、でも本当に最後の最後まで話し合って、そして「もう勝手にしなさい!」ってなったので、『勝手にしちゃった』って感じなんです(笑)
– あはははは(二人 笑)-
確かにまたこれですぐに辞めて違う世界に飛び込んでたらもうさすがに親だからってなかなか応援してくれませんよね。
最近、母親が良く言ってくれる事なんですけど「あなたの元々の『続ける』という姿勢があるから色んな今の仕事に繋がってるのかもねー。続けることってなかなか難しいから、それをやり通してる姿を見てると、何か納得するわ」って。そんな感じで今は見守ってくれています。
会社をやめようって思ったのが24、5くらいなんで。
普通は大学卒業したらすぐですか?
– あはははは(二人 笑)-
「ふーん」って聞いてました。「だから?」って自分の中では強気で思ってました。(笑)
気持ち次第じゃないかと思います。本当に。
やりたい事をやるのは幾つになったってできるよ、って話しですよね。
夢を探すことを考えるんじゃなくて、それができない言い訳を考えだすから、だから止まっちゃうんだと思います。
やっぱりリスクとかを考えだすと止まんなくなっちゃいますからね。
そのくらいは考えたりしましたよね?不安に思わなかったのですか?
むちゃくちゃ不安に思ったりもしてましたよ!(笑)
だけどやっぱり、ネガティブな所にフォーカスしないようにって意識されてたんですか?
考えるんですよ?ネガティブなことも。考えた後にポジティブなことを考えるんです。
1回リスクを考えて、「いやいやでもこうだよね」って、自分でかぶせていくんです。こう。(手を重ねて積み上げていくジェスチャー)
この“ミルフィーユ”で大事なポイントは、『最後(ミルフィーユの一番上の部分)は、ポジティブにすること。ポジティブな状態で考えを終える事ですね。
多分それがあるから、自分で進もうって思えるんだし。
ネガティブな事を考えるのは悪いことではなくて。
だけどそこで、それでは止まらないことがポイントだと思う。
私の場合は、ここ(頭の左右)に天使と悪魔みたいのが居て、悪魔がこう、ネガティブなことをささやくと、自分の中の天使が「いやいや年齢なんて関係ないよ」っていう、そんな事を自分でやっていく作業が結構あったかも知れないです。
客観的にやるといいかもしれませんね。そういう風に。
それをだから本当に一人でやってたらちょっとこわい人なんですけど、(笑)
頭ん中で(やったりして)。
私、考える時間が結構好きなんですよね。
多分、自分と向き合う時間が好きなんです。
「そっかー、じゃぁそれを解決するにはどうしたら良いんだ?」って考えるのとか。
じゃ、取り敢えず解決する方に考えるんですね。
周りの意見を取り入れて行くことって、何か反骨精神とかがあったら出来ないじゃないですか、自分の気持ちや考え、そして他者の意見とか考え方とか。この2つのバランスも大事ですね。
では、この辺りで2つ目の質問は終わりとさせて頂きたいと思います。ありがとうございました!
大森篤志の
ここまで、第2回目のインタビューをお読み頂きありがとう御座います。
今回のインタビュー内容はいかがでしたでしょうか。ご自身の夢や目標を叶えるヒントとなればとても嬉しいです。
- 『自分で決めたのに本気になれない』本気になれないのは、自分にマッチしていない、適職じゃない可能性がある。しっかりとマッチしていれば、本気になれないという事などない。
- 自分で考えている時にネガティブな気持ちになったりする事は悪いことではないが、必ず「ポジティブな気持ち」でかぶせて考えを終える。
- 人に相談する事はすごく大事なこと。自分以外の人の考えや気持ちなどに耳を傾ける「素直さ」は、夢を叶えたり目標を達成するために不可欠。
それでは、第3回目もどうぞお楽しみに。