『男が一緒にいて疲れない女』になるには?
重要な会議を翌週に控えている夫がいたとしましょう。
普段でも仕事の帰りは23時頃。しかし、重要な会議を翌週に控えている今週の夫の帰りは日をまたぎ1時を回ってしまいます。
夫は妻に「今週は帰りが遅くなるから、俺の帰りを待たずに先に寝てて欲しい」と伝えておきました。そのほうが夫にとって気がラクだったからです。
ところが、夫の忠告を無視し、妻は寝ずに夫の帰りを待っていました。
「こんな時間になってしまうから、起きて待っててくれなくていいんだよ。君の生活リズムを壊したくないんだ」と心遣いをしても、「私だけ先に寝てしまうのは何だか申し訳なくて…。あなたが頑張っているんだもの、私も起きて待っててあげたいの」などと言って、毎日待ち続けています。
いかがでしょう。
一見すると、妻の夫に対する愛情は他人がうらやむほど深いもののように感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、夫の本音を覗いてみると・・・
「帰りが1時を過ぎても起きて自分を待ってくれている妻を見ると、かえって気が重く疲れを感じてしまう」「仕事を頑張っているつもりだが、何だか自分が悪いことをしているような気分になる」と言います。
夫は妻に、妻は夫に、お互いに心遣いをしながら二人の愛情を守ろうとしているだけなのに、なぜかドッと疲れてしまう。こういう夫婦は、ハッキリ言って相性が悪いと言えます。夫婦の巣は、安らぎの場所でなければなりません。決して息苦しい場所にしてはいけないのです。
男を成功させて、女も一緒に成功する。そのカギになるのが“あげまん女性”です。男が一緒にいて疲れない女性こそ、本物のあげまん女性と言えるのです。
あげまん女性は、『小さな幸せ』を小出しにする。
『多くの男性は、守りが弱い。』
どういうことかと言いますと、男性は物事(仕事など)がうまくいっているときは自信に溢れているのですが、大きな壁にぶつかったり、逆境に立たされたりすると気分が一気に落ち込んでしまい、「(誰かと比較して)俺はダメな人間だ」と思い込みやすい傾向があります。
あげまん女性は、こういうときに「あなた、それでも男なの?しっかりしなさいよ!」と、いたずらに鼓舞するようなことはしません。
そうではなく、「今日も疲れたでしょう。今日はラベンダーの香りで疲れた身体を癒してみて」と言いながら、暖かいお風呂へと誘導する。特別に1本だけ買ったプレミアム・モルツ缶から上手にグラスへ注ぎ、そっと彼の前に出して「はい、これは普段飲めないような高級ものよ。今日もお疲れさま♪」と遊び心を持っておもてなしする。
あげまん女性はそうやって“身近な幸せを演出する”のです。大多数の男性は、男心を癒やしてくれるささやかな心遣い・演出に感謝し、そのおかげで「自然と勇気が湧いてくる」と言います。
きっと競争社会の中で揉まれ続けているうちに忘れかけていた身近な幸せや感動に気づかせてもらうことで心機一転させることが出来るのでしょう。あげまん女性の心遣いは、男性がまた明日から頑張っていくための原動力になるのです。
男を出世させることや成功させることだけにとらわれず、家にも安らぎや小さな喜び・感動を生み出す女性。「小さな幸せ」を小出しにして男が童心に帰れる場所をつくる女性。
男性が「幸せの青い鳥は、どこか遠くにいるのではない。こんなに身近にいるじゃないか!」と思える女性は、間違いなく本物のあげまん女性なのです。
- プライドの高い男が「お金がない」と素直に言える女性か?
- 男が一緒にいて疲れない女性か?
- 小さな喜びにも幸せを見出せる『幸せの青い鳥』になれるか?
これら3つの要素は、『あげまんの必須条件』と言えそうですよ。