2ページ目:【適職相談】今の仕事が自分に合っているのわからない、とても不安。

大森篤志からの回答内容

匿名でのご相談ですが、せっかくのご縁ですので本回答では「Aさん」と呼ばせて頂きますね。

ところで、Aさんは働いてどれくらい経つのでしょうか。

もし、まだ「1〜2年くらい」という事であれば、初めて就いた仕事が”自分に合うか、合わないか”をご自身で判断するのは『かなり難しい』と思います。

なぜなら、右も左もわからない状態で目の前の仕事に追われ、先輩や上司から「ああでもないこうでもない」とたくさんのご指導を受けるであろう入社後3年間くらいは、実際の向き不向きに関係なく、大多数の社会人が『自信をなくして辞めたくなる時期』でもあるからです。

事実、正社員が3年以内に辞める割合は、中卒入社の方で約7割、高卒が約5割、大卒で約3割というデータがあり、それは今でもほとんど変わっていません。

その数値からは、「初めて就いた仕事」と「自分自身の価値観や考え」とにミスマッチを起こしているAさんと同世代の女性は”かなり多い”ということがわかります。

まずは、「どこに向かっているのかわからなくて不安な人間は自分だけじゃないんだ、私と同じような課題に直面している人たちも結構いるんだ」と考えてみて下さい。それだけでも、随分と気持ちが軽くなるはずですよ。

このような時期の心理的作用をキャリア形成の専門用語では”リアリティショック”と言いますが、今のAさんは、年齢的にもまさに「現実を知ってショックに対処しなければならない時期(16〜25歳程度)」のちょうど真ん中あたりにいると考えていいでしょう。

社会に出ると「最低でも3年間は続けよう」などと言われることが多いと思いますが、それもあながち間違いではないと言えそうですよね。

私は3年間とは言いませんが、少なくとも『ある一定の期間を乗り越えてからでないと(経験と改善の努力を繰り返さないと)、自分の職能傾向(例えば、好き嫌い・向き不向き・得意不得意・強み弱み 等)は見えてこない』と考えています。

最初から全てうまくはいかない。

初めての仕事で最初からスムーズにいく事なんて滅多にありません。

自分が今どこにいるのかもよくわからない状況の中ですんなりゴールに辿り着けるはずもないのです。

しかし、社会人になったばかりの頃は、その現実をなかなか受けられないもの。「こんなはずじゃなかったのに…」と急激に自己肯定感が低下しやすいのです。

そこから改善の努力にエネルギーを向けることが出来ず、「思っていたよりも仕事が面白くない」「想像と違った」などと愚痴をこぼしながら転職を繰り返す人を私は何人も見てきました。

今は心が乱れやすい時期

そしてAさんもまた、そんな心が乱れやすい時期にいます。

だからこそ今、あらためて立ち止まり、『自分自身にとって、仕事とは?』という事について考えてみる必要があると思うのです。

そうして再認識するAさんご自身の仕事観が、今のAさんの『キャリアの基軸』になります。

キャリアの基軸というのは、「自分がどんな働き方を求めているのか」、あるいは「仕事において何を一番大切にしているのか」という『仕事で迷った時に帰ることが出来る”原点”や”拠り所”のようなもの』と考えて下さい。(※専門的には『キャリア・アンカー』と言ったりします)

「こんなふうに働きたい」と期待する個人と、「こんなふうに働いて欲しい」と要求する組織があって、ただでさえ『(個人と組織のニーズに)ズレ』が生じやすいもの。さらに、各々のニーズは時間とともに変わっていきます。

それゆえに、個人が仕事を続けることに迷った時は、なるべく早い段階で組織側(例えば、直属の上司など)と考えや方向性を確認し合っていく必要も出てくるでしょう。

しかし、会社側とコミュニケーションをとるにしても、自分に基軸がなければ意味を成しません。自分に基軸がなければ、ニーズの確認やすり合わせを行うというよりは、会社側の要求を一方的に受ける形になりかねませんよね。

繰り返しになりますが、今のAさんが最初にすべきことは、ご自身の『キャリアの基軸を作ること』でしょう。

基軸さえあれば、会社に”残るか、去るか”という事も含めて賢明な判断が出来るようになると思いますよ。何より、自分がどこに向かおうとしているのかがハッキリしてくるはずです。

大森
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