大森篤志からの回答内容
日頃から私の記事をたくさんお読み頂きありがとうございます。まずは、この場を借りて御礼申し上げます。
「本当の自分」は探すものではない
「本当の自分、自分らしさ」のみならず、「自然体」も「ありのままの自分」も『演じるものである』と私は考えています。
他人に見えている佐々木さんは、結局のところ『佐々木さんの言動』にすぎません。佐々木さんが誰かに優しく接していれば、佐々木さんは周囲の人たちから「優しい人」として認識されるわけです。
当たり前ですが、佐々木さんの心の中がどうであるかは、周囲の人たちにはわかりません。つまり、周囲の人たちが認識する佐々木さんの人物像は『佐々木さんが表に現したことでのみ判断される』のです。
例えば、「感じの良い人と思われたいのなら、そう思われるような行動をする他ない」という事が私の言う『演じる』という意味につながるのだと理解して頂ければわかりやすいでしょうか。
佐々木さんがイメージする「本当の自分」や「自分らしさ」というものを、どう上手に表現していくか（演じていくか）を考えていけば、佐々木さんがイメージする本当の自分像と、周囲が評価する佐々木さんの人物像が、徐々に一致していくはずですよ。
「本当の自分」は自ら作り上げていくもの
そもそも、これまでの自分の行動をすべて否定して、どこか全く別のところに「本当の自分」があると考えるのは間違っていると私は思います。
自分自身の軌跡から目をそらしていては、本当の自分を探すどころか、その手立てを失ってしまうでしょう。
言ってしまえば、他人に合わせてばかりいる佐々木さんも「本当の自分」ですし、自分像の理想と現実とのギャップに苦しむ佐々木さんも「本当の自分」です。
自分を変えなきゃ！と思い、こうして私にご相談して下さっている佐々木さんも「本当の自分」ですよね。
佐々木さんがこれまでにしてきたこと、今していること、これからすることの全てが、「本当の自分」を作り上げていくのです。
